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インタビューinterview

2019.06.05

父と共に力を合わせて18年。 お仏壇、仏具店舗を全国に43店舗展開!株式会社 光雲堂 取締役 津田麻衣子さん

株式会社光雲堂

はじめまして。今日は跡取り娘としての思い、今後の展開などのお話を伺えたらと思っています。まずは事業内容について教えてください

はい、関東を中心にお仏壇、仏具の店舗を店舗しています。 東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、静岡に 43店舗、現在2店舗開店準備中です。
【どなたにも手を合わせる空間を】 来て見て、さわって選んで頂ける 地域一番の価格、品揃えのために 自社工場から直接お客様へのルートを確立しています。 品質、品数、価格には自信があります。

創業は平成元年、株式会社にしたのが平成17年です。
当初は店舗がなく、展示会を中心に仏壇販売をしておりました。
店舗展開を始めたのは13年前からです。

津田さんはいつからスタッフとして関わり、承継を決めたのでしょうか?

現社長の仕事を18年側で見て来て現場から入りました。 初めはトラックの運転手からです! それから、展示会のお手伝い、経理など7.8年現場の仕事をして来ました! ですから、全ての事をやってきた自信はあります。 しかし、数年前までは 自分が後継者になるかは物凄く葛藤がありました。 40才になってから やってみよう!!と決意しました。 それは、18年ずっと側で見てきた私にしか できない仕事だと感じたからです。

18年お父様の側で現場を見てきて 大変だったのはどんな点でしたか?

はい、開業当初は 同業者、業界からの風当たりも大変強かったんです。
そんな中、父と二人で乗り越えてきて今があります。
だからこそ、父の一番側にいた私にしか できない仕事だと感じました。

開業当初の苦労を親子で乗り越えてきた!やはりお父様の背中を見てきたから 会社を残していきたいという気持ちは 誰よりもあるのだと感じます。今、承継についての悩みはありますか?

父はまだ現役の社長で かなりのワンマンなんです。
本当にあくが強い父親です。でも、その社長だからついてくるという営業スタッフも多いはずです。
あらかたの骨組みは現社長が作ってくれています。ここから、どう伸ばしていくかは 私達の腕にかかっている。
時代に乗り遅れず変化に柔軟に対応できる仲間を増やしていく予定で今後は動いていきます。
時代の嗅覚を大切にしたい。
そして、柔軟な対応ができるスタッフを大切に育てていきたいと感じています。

お仏壇は手を合わせる大切なものです。
時代は動き、かたちも変わり、手を合わせるスタイルも変わってきています。 ですが絶対になくしてはならないもの それがお仏壇だと思っています。
時代のニーズにどう合わせて対応していけるかが必要です。

今後の課題ははありますか?

私も現社長の仕事を18年側で見てきて 各部署の職務内容は把握しているつもりです。 現場の意見、会社の意向、両サイドの立場を今後は融合していきたい。
そして、仏壇の業界で今後 変化が見込まれる仏壇の有り方を継承していきたいと考えています。
働いててよかった!という働く環境作りをしていきたいです。
右腕、左腕を育てていくのも課題です。
一人長年いるスタッフのお子様が高校生でたまにお手伝いに来てくれるんですが、スタッフ、そしてスタッフのお子様達にも 仕事って楽しい! そんな笑顔が繋がる会社に育てていきたいです。
また、女性が働きやすい職場の作りを目指しています。 お客様も最終決定者は奥様、女性がやはり決定権を持っていますから商品も女性目線を取り入れていきたいと考えています。

最後に跡取り娘の皆様へメッセージをよろしくお願いします

女性だから仕事に生かせる部分はどの業界でもたくさんあると思うんです。 経営は大変な事もたくさんありますが 一から作り上げていく 何があっても乗り越えていく力を身につけていく。 それがこれからの課題と考えています。 経営者としての 情報の共有はもちろん、税務関係のシェア、 女性目線での新しいプロジェクトを跡取り娘の皆さんと立ち上げられたら素敵だなと思います 。

現場で18年間お父様の側で学ばれて、私しかいない!!と継承を決意されたお話。 とても共感します。 ありがとうございました!

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