2026年10月6日、サイボウズ株式会社のご協力のもと、「跡取り娘のためのDXセミナー」を開催しました。
今回のテーマは、DX(デジタルトランスフォーメーション)とAI活用。
日々さまざまな役割を担う女性後継者にとって、限られた時間をどう活用し、業務をよりよくしていくかは大切なテーマの一つです。
今回は、DXの基本的な考え方から、実際の企業での取り組み事例、さらにAI活用の可能性まで、サイボウズ株式会社の皆さまにお話しいただきました。
DXは、身近な業務改善から始められる
「DXを進めたいけれど、何から始めればいいかわからない」
「システムを導入しても、なかなか現場で活用されない」
こうした企業が抱える課題に対して、まず大切なのは、DXの目的を明確にし、社内で共有することだと紹介されました。
経営者が考える「生産性向上」だけではなく、「資料作成にかかる時間を減らす」「必要な情報をすぐに見つけられる」といった、現場で働く人たちが実感できるメリットを伝えることが、DXを進める第一歩になります。
また、プログラミングの専門知識がなくても業務アプリを作成できる「ノーコードツール」についても解説いただきました。
サイボウズ株式会社が提供する「kintone(キントーン)」を例に、現場の課題に合わせて仕組みを作り、実際に使いながら改善を重ねていく方法が紹介されました。
企業の実例から学ぶ、現場を巻き込むDX
セミナーでは、鉄工業・製造業・旅行業の3社によるDXの取り組み事例も紹介されました。
後継者自らが業務改善に取り組み、工程管理の資料作成時間を大幅に短縮した事例や、外部パートナーとともに業務情報を一元化し、納期短縮や残業削減につなげた事例など、具体的な成果が共有されました。
また、当初はシステム導入がうまく進まなかったものの、社員を巻き込みながら業務の課題を見直すことで、情報共有や社内コミュニケーションの改善につながった事例も紹介されました。
それぞれ進め方は異なりますが、共通していたのは、最初から大きく変えようとするのではなく、自社の課題に合わせて小さく始め、現場とともに改善を重ねていくことの大切さです。
DXから、その先のAI活用へ
後半では、日々の業務で蓄積したデータをAIで活用する方法についてもお話しいただきました。
社内情報の検索や営業案件の分析、問い合わせ内容の整理など、AIを業務に役立てるためには、まず必要な情報が適切に蓄積・共有されていることが重要です。
DXによって日々の業務や情報の整理を進めることが、その先のAI活用にもつながっていくというお話は、これからの業務改善を考えるうえでも大きなヒントとなりました。
自社に合った、小さな一歩から
今回のセミナーを通じて、DXは大きな投資や専門知識がなければ始められないものではなく、身近な業務の「困りごと」を見直すことから始められると学びました。
家業を引き継ぐ女性後継者にとって、これまで大切にしてきた仕事の進め方を尊重しながら、新しい仕組みを少しずつ取り入れていくことは、これからの経営を考えるうえでも重要なテーマです。
「自社の中で、どんな業務なら改善できそうか」
そんな小さな一歩を考えるきっかけとなるセミナーでした。
ご登壇いただいたサイボウズ株式会社の皆さま、ありがとうございました。



