跡取り娘ドットコム9月定例会のご報告
9月19日(木)跡取り娘ドットコム9月定例会を開催いたしましたのでご報告させていただきます。
今回のアジェンダ
・跡取り娘のご紹介
・会員全員による1分間プレゼン
・参加者ディスカッション
・5分間事業プレゼン
小松 麻衣 様 (プロテック株式会社 代表取締役)
佐々木 行恵 様 (株式会社クリスチャンサービス 代表取締役)
・『自分自身が気づかずに持つ偏った見方考え方』(パク・スックチャ先生)
◉5分間プレゼン
小松 麻衣 様 (プロテック株式会社 代表取締役)
就労継続支援B型事業所の良品や手仕事のものを扱うことで、
社会的自立を目指すことを大きな目的とした
ECサイト「Omusubi」についてご紹介いただきました。
Omusubiを立ち上げるに至った経緯や想いについてお話いただきました。
B型事業所の利用者工賃が低い現実、
障がい者の労働参加は今後ニーズが増えること
エシカルな商品で現在と未来をつなぐなど
そのような社会問題の解決を目指しながら、ご縁を大切に
ひと・もの・ことをマーケットと結ぶというコンセプトの元に
運営されているというお話をいただきました。
小松様のECサイトに込める熱い想いが伝わってきたプレゼンで、
跡取り娘会員様からも、ご自身の事業や他社の事例をもとに、
事業を改善するための方法についての活発な意見交換がされていました。
佐々木 行恵 様 (株式会社クリスチャンサービス 代表取締役)
現在事業の中で力を入れているフラワーギフト「YUI CARD」について、
ご紹介いただきました。
コロナ禍で葬儀を近隣の親族のみで行うことが多く、
はがきで後々友人のお母さまのお悔やみを知った際に、
お好みやお送りするタイミングを確認した上でお花を
お送りできないかと考えたのが、サービスの発端だったそうです。
カートを選ぶ時、お花を選ぶとき、ギフトが届いたときの
3回の「うれしい」があるということ
お花を貰った方の欲しいタイミングで届けてもらえるというメリットを
実際の素敵なアレンジメント例と一緒にご紹介いただきました。
◉報告会
今月のテーマは『自分自身が気づかずに持つ偏った見方考え方』
米国での人事経験を活かし、 女性活躍とダイバーシティ推進を専門に、
組織へのコンサルティングを展開されている パク・スックチャ先生に、
アンコンシャスバイアスの影響と対策をご解説いただきました。
・無意識に持っている偏見によって多様な人材の活躍を
阻害しているということが、エビデンスから
説明できるようになってきたこと
・日本はまだ関心が高まって日が浅いため研究データが少ないこと
・場所によってそれぞれのマジョリティ・マイノリティが変わり、
マジョリティの人が管理職に就く割合が高いこと
・人は99%無意識的に情報処理をしているため、
「人を評価・採用、対応するとき」は意識的に行っていく必要がある
ということを、ダイバーシティという言葉が生まれた
アメリカの歴史の背景と絡めつつ、アンコンシャスバイアスが
研究され始めた経緯や具体例について根拠になるデータを用いて
非常に分かりやすく教えていただきました。
跡取り娘会員様もご自身が持つアンコンシャスバイアスについて
活発に意見を出されて知識を深められていました。
また、夫婦別姓のテーマについても議論がされましたが、
日本と韓国では、「お墓を守る」等の文化の有無があり、
意見が跡取り娘会員様と先生とではかなり異なっていた
ことも興味深く感じました。
皆さま、9月の定例会へご参加いただきまして、ありがとうございました。
*―次回跡取り娘ドットコム定例会―*
次回の跡取り娘ドットコム定例会は10月24日(木)を予定しております。
みなさまのご参加をお待ちしております。