弊会代表 内山統子が、12月3日に開催された国際女性会議WAW！(WAW! 2022)に出席し、テーマ『女性と地域：WAW！版車座』の特別セッションに登壇しました。

今回6回目の開催となるWAW!(World Assembly for Women)は、国内外での女性のエンパワーメント、女性の活躍促進のための取り組みについて議論をする2014年から続く国際会議です。今年のWAW!2022では、新型コロナウイルス感染症の拡大、昨今の世界情勢によって浮き彫りになったジェンダー分野の諸問題に焦点を当てて議論が行われました。

岸田文雄総理大臣による開会挨拶、グドゥニ・トラシウス・ヨハネソン氏(アイスランド共和国大統領)とシマ・サミ・バフース氏(国連事務次長兼国連女性機関事務局長)による基調講演、森まさこ内閣総理大臣補佐官(女性活躍担当)をモデレーターとした総論講演の後、10の分科会と3つの特別セッションにおいて各分野でご活躍されている方々による講演、議論が行われました。

その中で内山が登壇した特別セッション1『女性と地域：WAW！版車座』では、東京の会場と北海道、青森、福島、和歌山のサテライト会場を繋ぎながら、様々な地域・お立場の中で日々感じるジェンダーを通じた課題を共有し、それぞれの主張を持って議論が行われました。

未だ各地域で根付く課題
・女性リーダーの企業内ロールモデルの不在
・女性の事業承継における諸問題
・男性の悪気のないアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)による発言・行動

そんな課題の中で内山からの提言
『世間から(苗字＝家業ブランド)という認識がある中で例えば夫婦別姓などの選択肢を持つこと』
『周りと調和を取りながら経営をしていく女神的経営の重要性』

その他にも議論の中で以下のような提言も発表されました。
『女性同士の連帯の重要性(シスターフッド)』
『女性の活躍によって地域・社会がよくなる事例を生み出すこと(若者女性の地域おこし協力隊など)』
『地域の女性起業家への支援』

当協会の会員様から日々伺っている、跡取り娘としての葛藤や課題観を皆様に共有させていただきました。様々な業界・地域で尽力している女性達と意見交換をさせていただき、当協会としても跡取り娘の方々の存在そして皆様と連携を行なっていく重要性を再確認致しました。

これからもより強固なコミュニティを作り、跡取り娘の皆様が女性リーダーとして世界でご活躍されるための支援・活動をしていこうと当協会一同身の引き締まる経験をさせていただきました！
特別セッションの動画がアップされていますのでぜひご覧下さい。

   
⬆️内山がラポラトゥールとして発表！

『国際女性会議WAW！(WAW! 2022)』
・開催日：12月3日(土)
・会場参加者(敬称略)：
末松弥奈子　(株式会社ジャパンタイムズ 代表取締役会長兼社長)モデレーター
石山純恵　(株式会社クリフ 代表取締役)
鎌田由美子　(株式会社ONE・GLOCAL 代表取締役社長)
尾身朝子　(総務副大臣)
内山統子　(一般社団法人日本跡取り娘共育協会代表理事/株式会社ソラローブ代表取締役)ラポラトゥール

・サテライト会場参加者(敬称略)：
平野　典子　(公益財団法人仁泉会　統括看護部長／北福島医療センター副院長・看護部長）
松原　敏美　（弁護士）
佐藤　ひさ子　（留寿都村長）
山﨑　結子　（青森県外ヶ浜町長）

・特別セッションの映像
ぜひご覧ください！！
https://youtu.be/MI5fdMvfHGg?t=940

・参考サイト
https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page22_003904.html
https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page3_003355.html
https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page22_003970.html

（記事：跡取り娘ドットコム事務局　宮田美卯）