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2026.07.14

椙山女学園「跡取り娘のためのファミリービジネスアカデミー」Day3開催のお知らせ

2026年7月10日、椙山女学園大学にて「跡取り娘のためのファミリービジネスアカデミー」Day3を開催いたしました。

本アカデミーは、名古屋・東海地域を中心とした女性後継者(跡取り娘)や女性経営者を対象に、事業承継やファミリービジネスについて実践的に学ぶプログラムです。

今回は、若くして事業承継を経験し、現在はファミリービジネスアドバイザーとして活動されている丸山祥子氏と、創業1897年の株式会社大嶽安城 代表取締役 大嶽恭仁子氏を講師としてお迎えしました。

第一部 丸山祥子氏

ファミリービジネスを俯瞰する「ジェノグラム」の活用

第一部では、丸山祥子氏より、ファミリービジネスにおける家族関係の整理や事業承継の課題を可視化する手法として、「ジェノグラム(家系図)」についてご講義いただきました。

ファミリービジネスでは、経営と家族が密接に関わるため、同じ出来事であっても、親世代・子世代・兄弟姉妹など、それぞれの立場によって受け止め方が異なります。

ジェノグラムを活用することで、一族全体の関係性や歴史を俯瞰し、自身の感情だけでなく、多角的な視点から事業承継や経営課題を捉える重要性について学びました。

参加者からは、「家族との関係性を改めて整理するきっかけになった」「自社の状況を客観的に見るヒントを得られた」といった声が聞かれました。

第二部 大嶽恭仁子氏

「会社を受け継ぐことは、止めないこと。変え続けること」

第二部では、株式会社大嶽安城 代表取締役の大嶽恭仁子氏より、事業承継と経営改革の実践についてお話しいただきました。

大嶽氏は住宅関連企業での勤務を経て28歳で家業へ入社。2016年に代表取締役へ就任されました。

株式会社大嶽安城は、生コンクリートや建設資材事業を中核としながら、不動産事業や保育事業などへ事業領域を広げ、地域の暮らしとまちづくりを支える企業として成長を続けています。

講演では、経営理念を軸とした組織づくり、人事評価制度の整備、若手人材の採用と育成、女性活躍の推進、権限移譲による組織活性化など、これまで取り組まれてきた経営改革についてご紹介いただきました。

特に印象的だったのは、次の言葉です。

人がいないのではなく、人が活躍できる仕組みがなかった

業務を細分化し、それぞれの強みや適性を生かせる役割設計を進めることで、社員一人ひとりが力を発揮できる組織づくりを実践されてきました。

また、

  • できないことは人に頼る
  • 権限を移譲する
  • 完璧を目指しすぎない

という考え方からは、変化の激しい時代に求められるリーダーシップのあり方について、多くの示唆をいただきました。

女性後継者・跡取り娘が学ぶ事業承継の視点

今回の講義では、丸山氏からファミリービジネスを客観的に捉えるための視点を、大嶽氏からは老舗企業の経営変革の実践事例を学ぶことができました。

事業承継は、単に会社を引き継ぐことではなく、家族・社員・地域との関係性を受け継ぎながら、次の時代に向けて企業価値を高めていく取り組みでもあります。

参加者にとって、自身の家業や事業承継を見つめ直し、これからの経営について考える貴重な機会となりました。

椙山女学園大学「跡取り娘のためのファミリービジネスアカデミー」では、今後も名古屋・東海地域の女性後継者や女性経営者が学び合い、実践知を共有できる機会を提供してまいります。

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