”事業承継”という言葉が浸透し始めてきておりますが、その中で女性が家業を継ぐという選択肢も増えて来ています。

近年女性の活躍が増えるにつれ、父親などから事業を受け継ぐ女性に注目が集まっておりますが、実際は、スムーズな承継ばかりではなく、起業家とは異なる悩みが多いのが実情です。

一方で、日本は先進国の中でもまだまだ男性中心社会であることが、問題視されており、女性の役員登用も踏み止まっております。これから少子化の時代を迎え、女性経営者の活躍する場の増加が予測される一方。女性、特に日本の大半を占める中小企業の事業を引き継がれた女性の悩みを共有する場が設けられていないのが実情です。

私たち“跡取り娘.com”は、対象となる女性経営者の経営、メンタル面での支援を行いながら、コミュニティ化することで、経営者の成長へと寄与させていただくため、立ち上げました。
跡取り娘としての事例を踏まえながら、経営力の強化ならびに、新規ビジネスの創造のきっかけとして学びながら、男性経営者では目が届かない、女性リーダーが創造する、女性や子供たちに生きやすい社会の一助として、活動を目指しております。

 

ハートを3つ重ねたデザインは両親からの「想いの継承」を表します。

事業承継における三位一体も示し、家族、従業員、株主。に加え、

経営者であり、母、妻娘それぞれの側面を併せ持つ、跡取り女性のコンテクストを表すかたちでもあります。

3つのハートが重なった形は、梅の花。

「令和」時代の由来ともなった、永い冬を超えて、春に芽吹く梅の花の梅のように、これからの女性の生き方の道筋を照らす願いも込めて。

「令和」に変わる時に生まれた、当協会のシンボルとしてデザインをいたしました。

※文字フォントは猛者のなかで活躍したとされる、巴御前に由来する「巴フォント」を採用

 
 

制作 代表理事 内山統子

内山 統子 Noriko Uchiyama

代表理事

大手印刷会社の広告事業部、広告代理店、ベンチャー企業の役員を経て、独立。 ブランディングコンサルタントとして活動。これまで200社以上のクライアントへの提案を行い、イメージの向上、販路の拡大の提案を行う。老舗企業などファミリービジネスや女性経営者のブランディングを得意とする。出産子育ての経験を通して女性の置かれる状況を改めて見つめ直し、ダイバーシティの浸透を目指し、未来の女性リーダーとなる跡取り女性(女性後継者)の支援事業を開始。

小林 博之 Hiroyuki Kobayashi

代表理事

大手金融機関、大手総合証券会社にて経営企画、広報、M&A、ウェルスマネジメントなどを担当したのち、2017年「㈱ソーシャルキャピタルマネジメント」を設立、代表取締役社長を務める。 日本ファミリービジネスアドバイザー協会の執行役員、昭和女子大学キャリアカレッジ「跡取り娘人材養成コース講師などを務め、ファミリービジネスの経営支援、事業承継者育成等に従事している。事業承継学会、ファミリービジネス学会会員。トーセイ㈱の非常勤取締役も務め、コーポレートガバナンス、ファミリーガバナンス面も含め、跡取り娘支援に協力。

小松 智子 Tomoko Komatsu

パートナー

信託銀行系投資顧問会社に総合職入社、マクロ調査に従事、跡取り息子との結婚の後、退社。 現在は、承継企業にて経理・総務を担当し、代表取締役の夫とともに取締役として会社経営 に当たる。仕事の傍ら、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科にて経営管理学(MBA) 修了(2017 年)。現在、同大学院博士課程後期にて「女性の事業承継」を始めファミリー企 業に関する研究を続ける。プライベートでは、一男一女の母。